根底にドライブするもの

先日ある友人がFacebookでシェアしてくれたスザンヌ・シマードさんのTED映像。



森の地下には菌根のネットワークが張り巡らされ、木々を繋ぎ、森全体が一つの身体であるような、自律再生のシステムが編まれているのだという。

なんて、なんて美しいんだろう!

そういえば、熊楠には菌の研究の一連があった。

教えてくれた友人に、御礼と感嘆を伝えると

M…さんに、この世界観を絵に描いてほしい、と。

この言葉に私はとても動かされた。


森のシステムの世界観を絵に描く

なんて素晴らしい!

でも…

ここには人間がいない。

この美しい繋がりの中に、いまの私たちはいない。

わたしはそれを悲しんでいる。


そのときいままでの経験が一気に繋がった。

これだったのか!



美しい世界のなかに

その一部として、美しい繋がりをもって人間が布置された世界

そんな世界の全体を見てみたい

その世界観を描きたい


あーこれこそが、
根底で深く私をドライブするものだったんだ

いつか見たい
いつか描きたい
その場所に行きたい、と。

いまは未だ描けない。

わたしの内側と外側はまだまだ分離が大きい。

自然と人間が統合された世界を生きてはいないから。

でもいつか。

私はこれをする人だとわかってしまったのだから。

ただ淡々とやっていく。